ミトコンドリアは中高年ランナーの救いの神か

MCTオイルはランナー向きだけではなく一

にて、ミトコンドリア雑学ネタにちょっと触れました。

要するに、エネルギーの生産工場である「ミトコンドリア」は、エネルギー全体の95%を生み出しています。この工場活動を健全に稼働させてエネルギーが持続的に生み出される、ということです。

そのためには、原材料を適切に供給し、生産設備は更新し老朽化に備える。そこで働く従業員も活発に動きまわり、そして工場運営を裏方で司る管理者も優秀でなくてはいけません。37兆個もあると言われる細胞、1細胞あたり100個から2000個程度を含有している。そして全重量は体重の10%にもなると言われるミトコンドリア。この集団の働き如何で体調体質も左右されるということでしょう。

さて、私自身も知識の整理のために今回本テーマについてさらに調べてみました。色々な意見や見解、データが散見されますが、大体こんなものかな、という内容を、素人目線でわかり易く?まとめましたので、ご参考になればと思います。

なぜエネルギーが必要か?

「走るため」はもちろんですが、

多くは「①消化」細胞レベルで言うと「②細胞の再生や免疫活動」

といった目に見えない活動がメイン。

エネルギーが無いと、身体が動かないのはもちろん、食べ物も食べられないし、身体の機能が落ちて病気になってしまいます。

身体のエネルギーの源は糖質と脂質。はよく言われるところ。細胞単位に目を向けて、それらが実際に化学反応(代謝)している場所が、細胞質やミトコンドリア。ランナーなど持久系運動にはこのミトコンドリアでの代謝が重要だと言われています。

ところが、20歳くらいをピークに加齢とともにミトコンドリアが減少し、その働きが衰えてしまいます。

さらに病原体から体を守る大切な免疫機能も加齢とともに衰え、「免疫老化」が進みます。この免疫の働きを活性化して老化を防ぐという面でもミトコンドリアが欠かせません。

したがって、不老長寿、100歳でも元気に・・このためにはミトコンドリアの質と量を維持し、細胞から元気!になって、中高年ランナーにとっても、加齢によってでも持久力を保ち、ずっと元気に走りたいものです。

ミトコンドリアは34本の乾電池を作る。

エネルギーの源は、例えれば乾電池。食事から摂った糖質1つのグリコーゲン(グルコース)から、酸素や脂質、タンパク質、ビタミンなどの原材料を投入、化学反応を起こすことによって、エネルギー分子(ATP)として乾電池36本分が出来上がります。

3つの生産ラインがあり、うち2つがミトコンドリア工場内。そこでは全生産量の95%、34本を量産します。いわゆる有酸素運動においては、このラインを通して長持ちエネルギーを持続的に産出できる。ということですね。

ミトコンドリアを増産しよう

何を食べればよい?

次のような食品、または食品では量的に摂りづらいものはサプリ、が良いようです。

  • クエン酸回路
    • マグネシウム(そば・海苔・天然塩)
    • カルニチン(タンパク質+ビタミンC、サプリ推奨)・・脂肪をミトコンドリアに運搬する役割
    • ビタミンB群(豚・魚介類、サプリ推奨)
  • 水素伝達系
    • 還元型コエンザイムQ10(青魚・サプリ推奨)・・エネルギー代謝効率を上げる。活性酸素を取り除く。
    • 5アミノアブリン酸(ほうれん草・昆布・ワイン・サプリ推奨)・・化学反応促進、抗ウィルス作用

普段の食事を意識しながら、併せてサプリも摂った方がより効果は大きいようです。ビタミンB群がエネルギー代謝を促進させ、太りにくい身体になるとはよく聞きますが、このクエン酸回路という過程で必要となってくるのですね。ビタミンB群やビタミンCが豊富であるキウイなんかもおすすめだと思います。

生活習慣は?

やはりズバリの「運動」。有酸素運動のためのミトコンドリアも、有酸素運動によって鍛えられるということでしょう。不摂生で運動不足になるとATPは余剰になって、もう作る必要もなくミトコンドリアは怠け者になってしまいます。

また、食事(カロリー)をある程度制限すること。腹八分目というのは健康に良いと昔から言われているのは、近年の研究からもその因果感関係が明らかになっています。空腹の時間や飢餓の状態が、長寿や老化をコントロールする遺伝子サーチュインに好影響を与えるというもの。もう1つはオートファジーが促進されて細胞が蘇るという効果があるということです。これらは、近年ノーベル賞受賞した大隅教授の理論でもありますね。

ミトコンドリアを若返らせる。オートファジーとは?

ミトコンドリアも加齢とともに、あるいは使っているうちにだんだんと老朽化し、エネルギー効率低下を招いたり、活性酸素が増えてくるということです。活性酸素は細菌やウイルスを撃退に一役買っていますが、増えすぎると正常な細胞や遺伝子をも攻撃(酸化)してしまって老化の原因になる悪玉としてよく知られています。

ミトコンドリアのオートファジー(自食作用)をマイトファジーといい、ミトコンドリアを選択的に分解し細胞内を浄化する、細胞の品質管理システムの1つです。ミトコンドリアはエネルギー産生を担う重要な細胞内小器官ですが、同時に有害な活性酸素も産出するため、損傷ミトコンドリアの蓄積は細胞に悪影響を及ぼします。そのため機能不全となったミトコンドリアはマイトファジーにより除去されます。

引用元:科学技術振興機構プレスリリースより

https://www.jst.go.jp/pr/index.html

要するに、古くなったミトコンドリアを新しく再生する自浄作用があって、新しく元気なミトコンドリアに生まれ変わるというもののようです。

救いの神?

さて、加齢とともに、確かにパフォーマンス低下は避けられないのですが、本質的に何が影響しているのか?

昔と同じスピードで走ると息も上がるし筋持久力は確かに実感として落ちている、エネルギー効率が悪くなっていると感じるわけです。

そう思いながら、アンチエイジングという側面で分子レベルの視点で、少し探ってみたいなと思った次第であります。果たしてミトコンドリアは救いの神となり得るのかどうか・・・?これで1年でも長く元気で走ることが出来れば本望です。

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