スイムとラン Vol.1

私は水が苦手だ。
「歩く」「漕ぐ」ごとく地に足が付いてないとしっくり来ないし不安なんです。
元々はスイムとはまったく縁もなく何も興味はなかったんですが、割と自信のあった「走る」「漕ぐ」だけではトライアスロンはゴールが出来ない・・・。
という風に、どちらかと言えばネガティブなキッカケで始めたのが苦手なスイムなんですね。
そして今現在も苦手なスイム、5年ぶりのトライアスロンを来月に控え、5年ぶりにプールに入りました。(準備のスタートが遅すぎ?)
案の定、50mでバテバテ。せいぜい100mをゆっくり泳いで足を付く・・・。
でも本番は海。足が付けないので、ホントどうしようかと焦りつつ、頑張って追い込むしかないな・・・。
スイムとランは二律背反?
ところで、私の周囲ではランが好きな人得意な人って、概ねスイムが苦手なんです。陸上競技をやっていると私と同じように、あえてスイムしようとしない。でも自転車やる人だと走るのが苦手な人が一定割合いて、そういう人はスイムやる人が多いですね。というような「何となく、かつ主観的な法則」があります。
これはきっと体脂肪率や筋肉の付き方が現れる体形の違いがあるのでしょう。
これは長距離ランにとって過度な体重はパフォーマンスを損ねるので、余計な脂肪は邪魔だし、上半身もスイムや短距離走のように鍛えない。逆三角形のような体格は必要ないので。
という私もランナー体形に属し体脂肪が少ない方かな。その方が有利になるので。これがスイムだと逆効果になってしまいます。体脂肪という浮き輪が無いと浮力が得られない。それに内蔵脂肪が無い足の比重が重いから、足から沈んでいくんです。そして水の抵抗を受け進まないし息継ぎだけでもう精一杯となってしまう。
自転車においては、ふくよかな体形で猛スピードで私を追い抜いていくことがしばしばあります。自転車は地面の衝撃を受けるわけではないので体重の影響は少ない。むしろ体重重くても風の影響も少なく進めることが出来る。そういう人はやはりスイムも速いですね。
トライアスロンで上位を狙う人たちは、この3種目まんべんなくいいとこ取りして、これらのデメリットも克服する人たちです。体脂肪が少なく、かと言って上半身は逆三角形。言わばアスリート風のかっこいい体形ですね。
スイムとランの相互作用・共通点
スイムとラン、以上にような観点から一見相反する種目、なにか共通点、良い相互作用もあるはずですね。
| 体脂肪 | 筋力トレーニング | 共通点(ランニングへの好影響) | |
| ランニング | ✖️(少ない方がいい) | 下半身中心(△腕周り) | 呼吸筋(心肺機能)・体幹筋力 |
| 自転車 | △(あまり関係ない) | 下半身中心 | |
| スイム | ◯(若干有った方がいい) | 上半身中心(△下半身) |
- 呼吸筋・・・ボコボコボコ〜(吐く)ハッ(吸う)地上では普通ないリズムで息継ぎしなくてはいけない。全身運動しながら水圧に耐え、これを繰り返すことは呼吸筋を鍛え、心肺機能を高めるひとつのアプローチとなる。年齢と共に呼吸はだんだん全て吐き切れなくなり吸い込んだ空気を一部残したまま有効活用できなくなるらしい。ランニングエコノミーを考えれば、一回の呼吸でどれだけ酸素を取り込めるのか。この点からスイムで呼吸筋を鍛えることが重要。下図は、吸う時の筋肉(吸息筋)と吐く時の筋肉(呼息筋)
- 体幹筋力・・・身体を一本の棒のように水の抵抗を少なくする。水を掻く腕とキックは最大限かつ長時間の推進力を得なければならない。いずれもしっかりと体幹が必要。そうでないと軸がブレブレになり悪循環の泳ぎになってしまう。(実はこれは私がスイムコーチに指摘を受けたこと)走りにおいての体幹もスイムの横が縦に変わっただけ。着地の反発を推進力に変えるには、ここを鍛えておくのが重要。

ランニングパフォーマンスを上げるためにも、こういった点を意識してスイムも前向きに取り組んでみよう。と久々5年ぶりに思い返した次第です。まずは来月は溺れないように。そして最初から制限時間の足切りにならないようにしないと・・。

