「歩く」と「走る」vol.1

ベルトのスピードに付いていく。けっこう真剣に付いていく。そうじゃないと躓いて転んじゃうので。

時速8キロから刻み、最後は時速10キロまでの1キロウォーキング。いつものランニングマシンでのウォーミングアップなんです。歩くことは全身運動の基本だし、ランにつながる運動だと思っているので、いつもまず歩くことから始めてます。それがランへの慣らし運転となるし、これだけでもけっこうな汗かくし息が切れます。同じ速度だったら、断然ランの方が楽ですね。

速歩

昨晩、NHKのTV番組で「速歩」で健康になるという特集をたまたま観まして、普通に歩く速度の1.7倍程度で最低1分でいいので「速歩」するというもの。コマ切れで良いので週で合計60分以上やれば、確実に筋力アップして健康増進につながるという。普通に歩くスピードと比べ、大腿部中心に筋肉が格段に使われているという比較映像が、特殊な撮影で映し出されてました。なるほど。と、思いながら、普段は意識しない「歩き」という運動を考えてみました。

歩く・・・腿は、重力に逆って意識するほどまで上げない、その身体の前に置く。その置いた足の位置まで惰性で体が移動する。

走る・・・前に振り出した足はその瞬間は、後ろ足も着地後地面から離れ、一瞬のあいだ身体が飛行して移動する。重心が手前に移るタイミングで前足が着地する。

歩きは時速10キロくらいになると必死だ。着地から着地まにベルトの流れる距離分を稼いでおかないと、追いつかない、転んでしまう。ジャンプして飛行さえすれば稼げるのに。でもそうなると走りになるわけですね。

当たり前のことですがこう考えてみると、走るというのは着地に始まって着地に尽きるものなんだなと、つくづく思うわけです。

着地した足は今度は蹴り足になる、この着地の仕方によってその反発はどれほどの力でどの方向に向かうのか。それによって飛行速度も変わるし蹴り足の前へ戻すスピードにも関わってくる。言ってみれば走り幅跳び、3段とびとか跳躍競技の単純版繰り返しですね。

競歩

時速10キロの歩きが必死だと?・・・競歩選手から笑われそうなんですが、なんとトップ選手はサブスリー並みのスピードで50キロ歩いちゃう!

空中を飛行せずにこの速さ、一体どういう世界なんだ?「速歩」のことを考えていたら、折りしもパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩ライブ配信されていた。結果は、池田向希選手(旭化成)が1時間16分51秒で連覇を果たした。え!キロ3分50秒、時速15.6キロ!私は生で観戦した経験なく、TVでもそんなにやってないので競歩のことはあまり関心も知識も無かったので、あらためてこの数字にびっくり!

ルールだけでも過酷なレースだと思う。どちらかの足が常に地面についていること。前足が着地してから地面に垂直(フラット)になるまで膝を曲げてはいけない。そして常に審判員に監視され違反するとイエローカードが出され3回繰り返すとペナルティエリア2分待機、もう1回やると失格となる。との実況解説。ただでさえキツい動作、集中力を維持しないと、たちまち失格になりそうだ。

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「競歩」は腰が左右交互に上下動するんですね。ランのように空中飛行できないので、「速歩」のように足の回転を上げるのに加え、このような特徴的な動き、骨盤をフル回転させてストライドを生み出していることで「超速歩」が実現するんでしょうね。

より速くより遠くを目指すのがいわゆる競技なのに、なぜマラソンではなく競歩なのか?膝曲げればもっと速く歩けるのに何故自虐的なルールが存在する?

このライブ配信を眺めながら、すごく深い競技なのかもしれない、、走る上でのヒントもあるかもしれないと、ちょっと興味を持った次第です。

「走る」と「歩き」の関係性は別の機会でまた考察を深めてみたいですね。

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