大迫選手のフォーム分析
フォアフット
「フォアフット」と言えば、足裏のつま先側で着地し、そのままのスピードを出来るだけ保ちながら後ろに蹴り出す。筋肉の負担軽減とともにハイスピードが維持出来る優れた着地方法である。外国人、とりわけ黒人選手には、その生まれつきの骨格から、フォアフット着地が多く、スピードランナー=フォアフットのイメージが強い。
日本人選手のフォアフット代表格と言えば、2020年に東京マラソンにおいて日本記録の大記録を出した「大迫傑」だろう。
そんなフォアフット走法、当然の如く、一般ランナーの私が真似しようと思っても出来るものではない。と言うか、その言葉も特徴も知ってはいたが、遠い人たちの技であり、今まで特に気にすることも無かったが・・
・・・自作アプリ(仮称ランニング・アナライザー)で果たしてどんな風になるのだろう?大迫選手と自分のフォームの違いはどこにあるのだろう?と気になって調べてみたのである。


終盤トップが入れ替わり立ち変わりの白熱した名勝負、東京オリンピック出場枠を賭けた2020MGCだ。そのTV中継録画から、大迫選手が単独で横から走る場面を、iphoneで撮影してみたのがコレ。かかとが着地したタイミングの体幹角度(肩〜腰〜かかと)が176度、ほぼ1直線だ。つま先付近で着地しても未だかかとはついていない。ついた時点にはすでに重心は1直線に真下まで移動してきている。そんな一瞬を捉えている。
ヒール・ストライク
で、次に私。
大迫選手はラスト2キロ付近のデッドヒート、おそらく時速21キロくらいまで加速していると思われる。対して私は13キロ。後ろの蹴り足の角度が全然違う。また腕の振りも、だらんと伸びてしまっている。スピードの違いによる結果で当然と言えども、全く違う。
そして、かかとが着いた瞬間は、つま先はまだ上を向いて接地していない。いわゆる「ヒールストライク」である。この瞬間、体幹角度は167度であり、そこから「よっこいしょ」と重心が足裏全面に移り、そこから蹴り出すことになるので、接地時間が長い分、スピードがそこで落ちてしまうのだ。それにヒールでブレーキをかけてしまっている可能性もある。
ただ、日本人ランナーのほとんどが、このタイプだと言う。それぞれの着地方法にはメリットもデメリットもある。無理に「大迫目指す!」とフォアフットを真似て怪我でもしたら、本末転倒だ。つま先を落として着地しても、それこそ小手先、いや、小あし先の方法であって、アキレス腱ふくらはぎを痛めることになる。地面の反発をもらうために、腹筋や側筋など基礎体力を鍛えながら、身体全体が、足の上に乗って着地する。といった意識でトレーニングを重ね、結果的にフォアフットのメリットが感じられていくのだと思う。(地面からの反発については別の機会で書きたい)
なかなか、このアプリ、いい感じ(自画自賛)・・・


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